兆候と理解

40代は『第二の思春期』?ミッドライフクライシスの心の揺らぎ

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こんにちは。

本日は訪れてくれて、ありがとうございます!

筆者について

私は、公認心理師の下地まいこと申します。
オンラインカウンセリングルーム『KOKORO保健室』を運営しています。

特に、30代後半から50代の女性が直面する心の揺らぎや人生の岐路「ミッドライフクライシス(中年期危機)」を専門としています。

📍カウンセラーのプロフィールは【こちら】です!
📍【note】も、やってます!ぜひ遊びに来てね😉💖

筆者は週に1~2回、高校へ出向いてカウンセリングを行っています。

スクールカウンセラーとして高校生と話していると、「思春期って本当に大変な時期だな…」と感じることがよくあります。

友達関係、将来の不安、自分が何者なのか分からない感覚。
10代の心は揺れながら、少しずつ大人になっていきます。

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一方で、『KOKORO保健室』で40代〜50代女性のカウンセリングをしていると、思春期の生徒と向き合っているときと、どこか重なるような感覚を覚えることがあります。

それは、思春期の揺らぎにとてもよく似ているからです。

心理学では、中年期を「第二の思春期」と表現することがあります。

今回は、その理由について、思春期の10代との違いも交えながら考えてみたいと思います。

10代の思春期は「時間が長く感じられる」

10代の思春期は、とても苦しい時期です。

自分に自信が持てなかったり、親や友達関係に悩んだり、将来が不安になったり。

「自分は何者なのか」
「どんな人生を生きていくのか」

そんな問いと向き合いながら、少しずつ自分のアイデンティティ(自分らしさ)を形づくっていく時期です。

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10代の特徴の一つに、時間の感覚があります。

若い時期は、時間がとても長く感じられることがあります。
一日一日が長く、目の前で起こった出来事が強く心を占めます。

そのため、学校での人間関係、親との関係、恋愛、進路…

こうした問題で行き詰まると、それが人生のすべてのように感じられ、視野が狭くなってしまうことがあります。

さらに思春期は、まだ経験が少ない時期でもあります。
初めての感情、初めての挫折、初めての人間関係。

どう受け止めればいいのか分からず、戸惑いながら乗り越えていく試練も多い時期です。

ただ同時に、10代には未来という大きな可能性があります。

これから先の人生はまだ長く、環境や選択肢も変わっていく可能性があります。

だからスクールカウンセリングではよく、

「今だけで人生を決めなくていい」
「未来はまだたくさんある」

という視点を一緒に持つことがあります。

未来という時間が、思春期の苦しさを支えてくれることもあるのです。

中年期は「時間が早く感じられる」

一方で、40代~50代になると時間の感じ方は大きく変わります。

「時間が過ぎるのが早い」そう感じる方も多いのではないでしょうか。

人生の折り返し地点に立ったとき、

「このままでいいのだろうか」
「本当は違う人生もあったのではないか」

そんな思いが浮かんでくることがあります。

若い頃は「いつかできる」と思っていたことも、年齢を重ねると「もう遅いのではないか」という焦りや後悔に変わることがあります。

未来の時間が限られているように感じられるため、中年期の揺らぎはどこか残酷に感じられることもあります。

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ただ一方で、10代の思春期と大きく違う点もあります。

それは、これまでの人生で積み重ねてきた経験です。

中年期になるまでには、苦しい出来事、人間関係の悩み、仕事の試練、人生の選択…さまざまな出来事を乗り越えてきた経験があります。

その経験は、人生を俯瞰して見る力や、「この状況もいつか変わるかもしれない」という見通しを持つ力にもつながっていきます。

言い換えれば、これまでの人生経験から得た耐性が少しずつ備わっているのです。

だからこそミッドライフクライシスを乗り越えるためには、これまでの人生を振り返りながら、自分がどんな経験をしてきたのか、どんな感情を抱いてきたのかを丁寧に整理していくことが大切になります。

過去の経験の中には、これからの人生を考えるヒントや、次の一歩を支えてくれる力がすでに含まれていることも少なくありません。

「第二の思春期」と呼ばれる理由

中年期が「第二の思春期」と呼ばれる理由のひとつにアイデンティティ(自分は何者なのか)を問い直す時期だからという点があります。

心理学では、思春期はアイデンティティを形成する時期と言われています。

―自分はどんな人間なのか。
―何を大切にしたいのか。
―どんな人生を生きたいのか。

10代は、これから人生を作るためにこうした問いに向き合います。

一方で40代~50代になると、今度はこれまでの人生を振り返りながら、「私はこれからどう生きたいのか」という問いが再び浮かび上がってきます。

つまり、10代はアイデンティティの形成・中年期は、アイデンティティの再編成とも言えるでしょう。

方向は違いますが、どちらも「自分とは何者か」を問い直す時期なのです😌

理論を知ることが支えになることもある

カウンセリングの中で、よく感じることがあります。

それは、「自分に何が起きているのか」を知るだけで心が少し軽くなる人が多いということです。今感じている不安や迷いが、自分だけの問題ではなく、人生の発達の中で起こる自然な揺らぎだと知ると、

「私だけじゃなかったんだ」
「おかしくなったわけではないんだ」

と安心することがあります。

心理学の理論は、すぐに悩みを解決してくれるものではありません。

けれど、自分の状態を少し離れた視点から理解すること。それ自体が、ミッドライフクライシスを乗り越える大きな支えになることがあります。

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人生のもう一度の思春期

もし今、「このままでいいのかな」「人生に迷っている」

そんな気持ちがあるとしても、それは決しておかしなことではありません。

もしかするとあなたは今、人生のもう一度の思春期を通っている最中なのかもしれません。

揺らぎながら、自分自身を問い直す時間。

その時間は、これまでの人生を振り返りながら、これからどう生きていきたいのかを考えるための大切な時間なのかもしれません。

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筆者あとがき📚

カウンセラーとして高校生と向き合う時間と、『KOKORO保健室』で中年期の女性とお話しする時間。

一見まったく違う年代ですが、どちらのカウンセリングにも共通しているのは、「自分はこれからどう生きていきたいのか」という問いに向き合っていることです。

私自身も10代の頃は、感情が揺れやすく、周りの人に話を聞いてもらったり、支えてもらったりしながら過ごしてきました。

だからこそ今、悩みの中にいる人の気持ちに触れると、その時間がどれほど苦しく、同時に大切なものでもあるのかを感じることがあります。

40代になった現在、10代の頃と大きく違うと感じるのは、これまでの人生で積み重ねてきた経験です。さまざまな出来事を乗り越えながら生きてきたことは、中年期を生きる私たちの最大の強みでもあるのだと思うのです。

そうした経験も大切にしながら、目の前の方がご自身の答えを見つけていく過程に、そっと伴走できたら…そんな思いでカウンセリングを行っています。

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あなたの「私らしい」道を、KOKORO保健室で。

『KOKORO保健室』では、40代~50代女性のミッドライフクライシス(中年期危機)や人生の迷いについてのカウンセリングを行っています。

―このままの人生でいいのかな…
―仕事や家庭の役割が落ち着いて、ふと空虚感を感じる…
―自分のこれからの生き方を考えたい…

そんな思いを抱えた女性が、ゆっくりとご自身の気持ちを整理する時間としてカウンセリングを利用されています。

誰かに話すことで、心の中の景色が少し変わって見えることもあります。

もしよろしければ、あなたの「これから」について一緒に考えてみませんか😌?

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下地まいこ
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