ミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室」のブログへようこそー
こんにちは。当ブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
私は、公認心理師の下地まいこと申します。オンラインカウンセリングルーム『KOKORO保健室』を運営しています。特に、30代後半から50代の女性が直面する心の揺らぎや人生の岐路に寄り添うことを得意としています。中でも「ミッドライフクライシス」に特化したサポートを行っています。
詳しいプロフィールは、【こちら】をご覧ください。
最近、【note】はじめました!
人生は、前半と後半でその意味や過ごし方が大きく変わると言われます。
前半は「生きる」ことを目指し、未来への希望を胸に学び、挑戦し、成長する時期です。一方、後半は、否応なく「死」という避けられない現実に向き合わざるを得ない時間が訪れます。それは普段の生活の中でふと顔を出し、私たちに問いかけてくるのです――
「あなたは、この限られた時間をどう生きますか?」と。
今回は、この「時間の有限性」に気づいたときに人がどのように感じるのか、そしてその気づきをミッドライフクライシスの乗り越え方にどう活かしていくかについてお話しします。
本日も、最後までお読みいただけると嬉しいです
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時間の有限性に気付かされる出来事
このブログの筆者(下地)自身、時間の有限性について強く意識させられる出来事がありました。それは、同じ職場の元同僚の方や先輩方が40代や50代という若さで次々と命を落とされるという経験でした。
つい最近まで元気に働き、周りからも信頼されていた方が、突然病気でこの世を去る―。そのたびに、私の心には大きな衝撃が走りました。そして、否応なく「人生には終わりがあるのだ」という現実を突きつけられました。「次は自分の番かもしれない」という恐れではなく、「時間には限りがある」という事実を真剣に受け止めなければならない。そう気づかされた瞬間でもありました。
「命には終わりがある」ということ。
これは避けられない真実であり、私たちがコントロールすることはできません。しかし、忙しい日々の中で、この「有限性」を意識することはあまりありません。特に、仕事や家事、子育てに追われているうちに、無自覚に「自分の人生はそのまま永遠に続くもの」かのように過ごしてしまうこともあります。しかし、人生の折り返し地点に差し掛かる頃、つまりミッドライフに入る頃、身近な人の「死」や自分自身が病気になってしまったことをきっかけに、多くの人が「時間には限りがある」という現実に気づき、戸惑いや不安を覚えることがあります。
これこそが、いわゆる「ミッドライフクライシス」と呼ばれる現象の一部です。人生の後半戦をどう生きるか、本当に自分が大切にすべきものは何なのか。その問いが、時に私たちの心を大きく揺さぶるのです。
ミッドライフクライシスで直面する「有限性」
ミッドライフに差し掛かると、多くの方が以下のような思いに駆られることがあります。
・「やりたいことがあったのに、まだ何もできていない」
・「家族や仕事のために時間を使いすぎて、自分のための時間がない」
・「若い頃と比べて体力も気力も落ちてきた」
・「このまま同じ生活を続けて、本当に後悔しないだろうか?」
これらの思いは、一見ネガティブに見えるかもしれません。しかし、こうした問いが浮かぶ背景には、「時間が限られている」という気づきがあります。そして、この気づきは、人生をより良くする大切なきっかけとなります。
ミッドライフを生きるための「意識の切り替え」
人生の折り返し地点で訪れる不安や戸惑いは、ネガティブなものではありません。それはむしろ、これからの人生を再設計するチャンスです。時間の有限性に気づいたとき、人は自然と「どう生きたいか」を考え始めます。
次のような問いを、自分自身に投げかけてみてください。
・これまでの人生でやり残していることはないか?
・今後の人生で優先したいものは何か?
・自分のための時間を確保するために、何を手放せるだろうか?
こうした問いを深堀し、自分の価値観や生き方を見直すことで、人生の後半をより充実したものに変えることができます。
限られた時間の中で選ぶということ
時間が有限であると気づくことは、恐れではなく「選択の自由」を与えてくれるものです。すべてを手に入れることはできませんが、何を優先するかを決める力は、私たちの手の中にあります。
たとえば、
・趣味や好きなことに時間を使うために、「やらなくていいこと」を手放す。
・家族や大切な人との時間を優先するために、仕事や働き方を見直す。
・自分自身を磨き、心身をケアするための時間を日常に取り入れる。
これらの行動は、日常生活の小さな工夫ですが、積み重ねることで大きな変化をもたらします。
ミッドライフをどう生きるか
ミッドライフは、人生の前半のように「がむしゃらに生きる」時期ではありません。むしろ、これからの限られた時間をどのように過ごすかを選び取る、大切な時期です。
人生の後半は「終わり」に向かって進む時間かもしれませんが、それを悲観的に捉える必要はありません。むしろ、時間の有限性を受け入れ、より深い充実感を求めて生きるチャンスと考えるべきです。
私自身、時間が有限であることに気づいたとき、それまでの価値観や生き方を見直す機会を得ました。そして、今では「残された時間をどう過ごしたいか」を中心に、いつか訪れる「死」から逆算した上で人生の選択をするようにしています。
あなたもぜひ、自分の時間をどのように使うか、改めて考えてみてください。限られた時間だからこそ、人生の質を高める選択ができるはずです。
時間は有限です。しかし、その有限な時間をどう生きるかを決める自由は、あなたにあります。
時間と向き合い、一歩を踏み出すために
筆者が運営している『KOKORO保健室』で出会うご相談者様の中で、悩みを解消し新しい一歩を踏み出していく方々には共通点があります。
それは、「時間」と真剣に向き合い、自分の現状や未来について主体的に考え始めていること。
「限りある時間をどう生きるか」という問いを受け入れ、その答えを見つける過程は決して簡単ではありません。それでも、その問いに向き合うことが、自分らしい人生を取り戻すための大切な第一歩になります。
もし、今あなたが時間の有限性に気づきつつも不安や迷いを抱えているなら、一人で抱え込まずに、誰かと話してみてはいかがでしょうか?
『KOKORO保健室』では、そんなあなたの思いを丁寧にお聞きし、これからの道を一緒に考えていきます。
限りある時間を、あなたらしく輝かせるための第一歩を、ぜひご一緒に踏み出しましょう。
本日もお読みくださり、ありがとうございました
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