克服法

“分かってもらえない”
中年期のあなたへ。

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こんにちは。

本日は訪れてくれて、ありがとうございます!

筆者について

私は、公認心理師の下地まいこと申します。
オンラインカウンセリングルーム『KOKORO保健室』を運営しています。

特に、30代後半から50代の女性が直面する心の揺らぎや人生の岐路「ミッドライフクライシス(中年期危機)」を専門としています。

📍プロフィールは【こちら】です。
📍【note】も、やってます!😉💖

誰かに思い切って悩みを打ち明けたのに、 返ってきた言葉に、ガクッとくることってありませんか?

「みんな一緒だよ」
「大したことじゃないよ」
「気にしすぎじゃない?💦」

そういう言葉が悪気なく返ってくるとき、
「あぁ…私の気持ちなんて誰にも分かってもらえない…」と感じてしまうものです。

求めているのはアドバイスじゃなくて、ただ一瞬、気持ちに寄り添ってほしかっただけだったりします。

こんなふうに“気持ちの温度差”を感じると、
「もう人に話すのやめようかな」と思ってしまうことがありますよね。

でも、まずは自分にちゃんと言ってあげてください。

「私はちゃんと、感じてたんだ」
「無理してる自分に気づけたんだ」

自分の気持ちを自分で認めてあげることが、いちばん初めのセルフケアになります。
自分で一度受け止めてあげると心ってスーッと楽になることがあります。

本日は、そんな時に試してみたい、シンプルな心の整え方をお伝えします。

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ミッドライフに訪れる“心のズレ”

40代を過ぎると、なんとなく、ものの見え方や優先順位が変わってきませんか?

これまでは「とりあえず頑張る」「周りに合わせる」が当たり前だったのに、「無理してまでやりたい?」「もっと大事にしたいことがあるかも」と思うようになる。

仕事、家族、時間、お金、人間関係…
価値観が少しずつ組み替わっていくような感じです。

ただ、その変化は自分の中のことなので、周りから見えるわけではありません。

なので、周囲はこれまでと同じように接してくるし、こちらの気持ちや考え方の変化には気づかないままだったりします。

そのギャップが、「なんだか分かってもらえないな…」というモヤモヤにつながります。

けれど、これは悪いことではありません。

“昔の自分”に戻れなくなったのではなくて、今の自分に合う生き方を探し始めているだけなんです。

変わり始めたばかりの時期って、気持ちがうまく言葉にならなかったり、説明が難しかったりします。

けれど、それでいいんだと思います。
まだ途中なんですから。焦らなくて大丈夫です!

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周囲が気づかない、内側の静かな変化

カウンセリングの現場でお話を聴いていると、40代を過ぎた頃からの心の変化は、ドーン!と劇的に起きるというより、生活の中にじわじわと現れる…そんな感じなんです。

たとえば、

・昔は“勢い”でできたことが、今は「ちょっと考えてから」に変わる

・ひとりの時間ができても、すぐには気持ちが切り替わらない

・これまで夢中になっていたものに興味が無くなってきた

小さな違和感だけど、その奥に“心の向き先が変わり始めたサイン”が隠れていることがあります。

心理学の言葉を使うなら、これはアイデンティティの再整理が起きている時期。
“私自身としてどう生きたいか?”が顔を出してくるタイミングです。

決して弱くなったわけじゃなくて、
むしろ心が次のステップを準備している時期なんですよね。

こういった“ささやかな心の揺れ”を感じ取り、大切にできる人ほど、
その後、自分の人生を自分の手で選び取っていくように感じます。

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心を整える5つの小さな習慣

1|まずは「気づけた自分」を大切にする

誰かに分かってもらえなかったとき、
傷つくのは“気持ちがと否定された”ように感じたから。

でも、そこでまずしてほしいのは、
自分がちゃんと感じていたことを認めてあげることです。

「私は、あのとき寂しかったんだな」
「本当は、ただ聞いてほしかっただけなんだな」

言葉にするだけで、心は少し落ち着きます。

2|小さな違和感に名前をつける

心が揺れたときは、ほんの短いメモでいいので、その瞬間の気持ちを書き留めてみてください。手帳やノート、なるべく手書きをお勧めします。

・〇〇のことで落ち込んだ

・ちょっと今日は頑張れなかった

・〇〇が嬉しかった

これは感情認識(エモーション・ラベリング)と呼ばれる方法で、
研究でも言語化するだけでストレスが低減することが分かっています。

“感じたままに書く”で大丈夫です。
上手く言えなくても、それでいいんです。

3|今の自分に「許可」を出す

中年期は、外から見えない心の組み替えが進む時期。
だから、いつも通りに動けなくなることがあります。

そんなときは、自分にそっと言ってあげてください。

「今はゆっくりでいい時期なんだ」
「少し立ち止まる自分も大切にしよう」

許可することで、心は不思議と落ち着き、
次の一歩が自然と出るようになります。

4|信頼できる相手に短く気持ちを話す

話せる相手がいるなら、
長く説明しようと頑張らなくて大丈夫。

「今はちょっと気持ちが敏感なんだ」
「アドバイスじゃなくて聞いてほしいだけなんだ」

こういう“リクエスト表現”は、
カウンセリング現場でもとても大切にされているスキルです。

5|心の変化は、アップデートの証

「分かってもらえない」と感じるとき、
自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

でも、それは心がアップデートしている証

大きな変化の前には、必ず揺らぎがあります。
ゆっくりでいいので、今の自分に寄り添っていきましょう。

今日も、あなたは十分がんばっています。
そのこと、どうか忘れないでください🍀

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筆者あとがき📚

身近な人に相談すればするほど、「ああ、言わなければ良かった…」と後悔した経験が私は何度もありました。

自分の考えが否定されたように感じ、つらかったです。

そういう経験を得て私は考えを改めました。「中途半端に、身近な人に悩みを打ち明けることは辞めよう。」「安易に自分の悩みを言わないでおこう」って。

それからは、自分自身と向き合う時間を増やして、上記で紹介したようなことを実践しました。その中でも、手帳の隅に感情をメモする習慣は今でも実践しています。

書くことは、デトックスになります。騙されたと思って一度試してみてください😊まずは自分の感情をしっかり味わい尽くし、「それでもいいんだ」って思えるようになると心がすごく楽になりますよ。

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