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「KOKORO保健室」のWebマガジンへ
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こんにちは。
本日は訪れてくれて、ありがとうございます!
私は、公認心理師の下地まいこと申します。
オンラインカウンセリングルーム『KOKORO保健室』を運営しています。
特に、30代後半から50代の女性が直面する心の揺らぎや人生の岐路「ミッドライフクライシス(中年期危機)」を専門としています。
📍カウンセラーのプロフィールは【こちら】です!
📍【note】も、やってます!ぜひ遊びに来てね😉💖
「同じ40代なのに、どうしてあの人は平気そうで、私はこんなに苦しいんだろう…」
実際のカウンセリングの中で、このような言葉を耳にすることがあります。
ミッドライフクライシスは、発達心理学においても中年期に多くの人が向き合うテーマとされています。程度の差はあれ、誰にとっても無関係ではないものです。
しかし実際には“強く揺れる人”と“そうでもない人”がいます。
では、その違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、カウンセラーとしての視点と心理学的な背景も交えながら、「ミッドライフクライシスが来る人・来ない人の違い」について考えてみたいと思います。
Contents
ミッドライフクライシスが来やすい人の特徴
カウンセリングの現場で感じるのは、ミッドライフクライシスに深く悩む方には、いくつか共通点があるということです。
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🌼真面目で、ちゃんと生きてきた人
これまで「こうあるべき」「ちゃんとしなければ」という価値観を大切にしてきた方ほど、40代・50代で立ち止まりやすくなります。
心理学では、これは“外的基準での自己形成”と呼ばれることがあります。
長年、周囲の期待や役割に適応する形で自分を作ってきた人ほど、ふとしたときに「本当の自分って何だろう…」という問いに直面しやすくなるのです。
🌼自分の気持ちを後回しにしてきた人
人を優先することが当たり前で、自分の気持ちを置いてきた人。
このような方は、いざ「自分はどうしたい?」と問われたときに、言葉が出てこなくなります。
これは自己理解が不足しているというよりも、長い時間をかけて“感じないようにしてきた”結果でもあります。
🌼大きな役割を担ってきた人
母として、妻として、社会人として、長い間役割を果たしてきた方。
心理学者の発達理論では、中年期は「役割からの再編成(再構築)」の時期とされています。
子育てが一段落したり、仕事のステージが変わったりしたとき、これまでの役割が薄れることで「私はこれから何者として生きるのか」という問いが浮かび上がってきます。
ミッドライフクライシスが来にくい人の特徴
一方で、同じ年代でも比較的揺れが少ない方もいます。
🍀いい意味で“適当”な人
完璧を求めすぎず、「まあいいか」と流せる力を持っている人。
これは心理学でいう“心理的柔軟性”とも関係しています。
状況に応じて考え方をしなやかに変えられる人は、揺れが大きくなりにくい傾向があります。
🍀自分の欲求に敏感な人
小さな頃から「やりたい!」「嫌だ‼」を大切にしてきた人。
このような方は、日常的に自分を調整しているため、中年期で急激に崩れることが少ないのです。
🍀変化に慣れている人
環境の変化や新しい挑戦に対して抵抗が少ない人。
中年期は変化の多い時期ですが、それを“自然なもの”として受け入れられる人は、大きな危機として感じにくくなります。
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本当に大切なこと。
ここまで読むと、「じゃあ私は来やすいタイプだからダメなんだ」と感じる方もいるかもしれません。しかし、カウンセラーとして、そして一人の当事者として、強くお伝えしたいことがあります。
ミッドライフクライシスが来る人は、弱い人でも、問題がある人でもありません。
むしろ―
これまで一生懸命に生きてきた人ほど、強く揺れるのです。
ミッドライフクライシスの本当の意味

心理学者エリクソンの発達理論では、中年期は「世代性 対 停滞」の段階とされています。
これは簡単に言うと、「これまでの経験を活かして人や社会に関わっていくのか、それとも立ち止まりやすくなるのか」というテーマに向き合う時期とも言えます。
単に次の世代に何かを与えるという意味だけではなく、「自分の人生をどう意味づけていくか」という問いに向き合う時期でもあります。
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これまでの延長で生きるのか、それとも一度立ち止まって見直すのか。
ミッドライフクライシスは、その分岐点に立っていることに気づかせてくれるものとも言えます。
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筆者あとがき📚
ミッドライフクライシスに悩む女性へ向けてカウンセリングを提供している私ですが、私自身もまた、「中年期はなかなか難しいな…」と感じながら日々を過ごしています。
たとえば—
・鏡を見ると、明らかにたるみが増えている
・体型が崩れ、お腹はぽっこり、お尻も垂れてきた
・美容室の帰りでも、なんだか髪型がしっくりこない
・音楽番組を観ても、流行りの曲についていけない
・洋服も、何を着たらいいのか分からなくなる
自分自身のことだけでもこれだけありますし、他にも夫との関係、年老いていく両親のこと、子育て、仕事のこと…挙げればきりがありません。
なんとなく心がパッと晴れない。
ずっと曇り空のような感覚が続いている。
程度の差こそあれ、40代に入ってからは、そんな状態がベースにあるようにも感じています。
何かを変えたい。でも、動く気力や体力がついてこない。
そんなふうに悪循環に陥っていると感じることもあります。
では、そんなときに私はどう考えるか。
カウンセラーとして、そして一人の当事者として思うのは、中年期はそもそも“揺らぎやすい時期である”ということを、理解しておくことの大切さです。
理論的にも経験的にも、この時期は課題が重なりやすく、「心が揺れるのは自然なこと」だと分かっているだけでも、少しだけ自分を責めずにいられます。
そのうえで大切にしているのが、「今の自分の状態を客観的に捉えること」です。
たとえば私は—
・部屋が散らかっているとき。
・甘いものや炭水化物を摂りすぎて、むくみや体重増加を感じているとき。
・眉毛や髪型がうまく決まらないとき。
・頭痛があるとき。
・そして、夫や娘に冷たい態度をとってしまい、さらに落ち込んでしまうとき。
こうした“自分の落ち込みやすいパターン”があります。
だからこそ、できるだけ早めに気づき、小さく整えることを意識しています。
・温かい湯船にゆっくり浸かり汗をかく。
・興味をそそる映画をサブスクで探して観る。
・ストックしている紅茶を丁寧に淹れて飲む。
・目の前のものだけ、とりあえず5分だけ片付けてみる。
・ブログなどの仕事も、「少しだけ」と決めてパソコンを開く。
どれも特別なことではありませんが、こうした日常の小さな積み重ねが、自分を立て直す助けになると感じています。
自分の状態を知り、日常の中でこまめに調整していく。
それは、「自分を大切に扱う」ということにもつながっているのかもしれません。
大きく変わることが難しいときほど、ほんの少し、自分に優しくする時間を持てたら
—それだけでも、少しだけ心が軽くなる気がしています😌
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あなたの「私らしい」道を、KOKORO保健室で。
ミッドライフクライシスは、できれば避けたいものに感じるかもしれません。
けれど実際には、これまでの生き方を振り返り、「このままでいいのか」と立ち止まる、ごく自然な過程でもあります。
揺れている今は、苦しく、先が見えにくいものです。
それでもその揺れは、自分自身の内側に目を向けるきっかけにもなります。
大きく何かを変えようとしなくてもいい。
まずは、自分の状態に気づき、少しずつ整えていくこと。
その積み重ねの中で、これからの自分らしい生き方が、少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
『KOKORO保健室』では、40代~50代女性のミッドライフクライシス(中年期危機)や人生の迷いについてのカウンセリングを行っています。