考え方

中年の「危機」は「危険」ではない!

ミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室」のブログへようこそー

本日の内容は、「危機」と「危険」についてです

ミッドライフクライシスは、「中年の危機」とも呼ばれています。「危機」というと「危険」「危ない」「怖い」など、ネガティブなイメージしか思い浮かびません💦
しかし、本当にそうなのでしょうか?

本日の内容は、中年の「危機」は「危険」とイコールなのか!?を考察します。

中年の「危機」の「危機」とは?

結論から申しますと、中年の「危機」は「危険」とイコールではありません。
ここで、「危機」という漢字を、よ~く分解してみましょう。

「危機」・・・「危ない」という漢字と、「機」で成り立っています。「機」は「機会」「チャンス」という意味があります。

ミッドライフクライシス(中年の危機)に陥っている時、視野が狭くなります。この先の不安、心配が押し寄せます。それは、自分では気が付かないことも多々あります。小さな違和感をじわじわと感じつつ、もしかしたら自分自身で気が付かないふりをしているだけかもしれません。些細なストレスは、積もり積もって☃やがて雪だるまのように大きくなり…手に負えないほどの強いストレスとして心身ともに負担をかける恐れがあります。

「機会」なんだと前向きに捉える

ミッドライフクライシスに陥って、ストレスがかかった状態だとします。あなたがその時にどういう思考、行動を選択するかで今後の人生が分かれてきます。

ポイントは、ストレスからの「回復」ではなく、「進化」が鍵🔑ということです。元の状態に戻るのではなく、困難を経験することで新たな思考や感情、行動パターンを獲得するのです。それを含めて、「機会」だと捉えられるかです。ストレスを糧にして、大きく変化するのです。

言葉の捉え方一つで思考も変わってきます。「危機」=「危険」という思考のままなら、ミッドライフクライシスを乗り越えることが出来ません。苦難の中から希望の光を見出す思考が重要です。

この困難な状況から、1ミリでも良いので希望の光を見出してください。

「これが光だ!⭐」と思った私の事例

私ごとで恐縮ですが、一つの事例として参考にしていただければ幸いです。

鬱々とした毎日に病んでいた日々

私は以前、「何をしても楽しくない」「金曜日の夜も、土日の休日もワクワクしない」「自分が好きではない」「気力が湧かない」「朝の吐き気、不快感、下痢…」に悩んでいました。40歳という節目の年齢を数年後に控え、「自分の人生これで良いのかな」と、暗いトンネルに入ったような気持ちのまま毎日を過ごしていました。小さい娘は手がかかるものの、とても可愛い時期。周りからみたら何不自由ない生活にみえていたと思います。けど、私の心の奥はポロポロと泣いていました。

ちょうどコロナ禍もあったことで仕事がとても忙しく、仕事と育児(育休復帰して1年以内でした)の両立に疲弊していました。あまりにも苦しいので、そのまま仕事を(今日で)辞めようかな…と衝動的に思うほど、心身ともに追い詰められていました。

YouTubeで出会った精神科医の一言

そんな日が続いていた夜、布団のなかでだらだらとYouTubeを見ていました。確か、精神科医の先生の番組でした。あまりにも心が病んでいたので、その頃は色々な精神科医のYouTube番組を見るのが毎夜のルーティーンでした。どなただったかは忘れました。しかし、その精神科医の先生の一言が、大きく私の人生を変えていくきっかけになります。

その先生は、『このコロナ禍のなか、とても苦しい状況にいると思います。しかし、この暗闇の世界にも1ミリだけでも良いので光があるはず。自分なりの1ミリの光をどうか見つけてください』と力強くお話されていました。苦悩の中にいた私にとって、その一言は本当に心に響きました。

その言葉を聞いた日から私は、半信半疑で、暗闇の中から私だけの『1ミリの光』を探す毎日を送りました。

「危険」が「危機」…そして「危機」が「機会(チャンス)」へ変化するきっかけになった瞬間でした。

「カラーバス効果」を知っていますか?

心理学では、「カラーバス効果」というものがあります。

人間の脳は、意識している情報を自然に捉える能力を持っています。
意識していないと、その情報が視野に入っても認識しないことが多いですが、一度意識すると、私たちの脳はその情報を迅速に検知し、捉えるようになります。

「カラーバス効果」…「色(color)」・「浴びる(bathe)」色を浴びるという意味です。

例えば、朝の占い番組で「今日のあなたは、黄色がラッキーカラーです❗」と言われたら、その日1日どうしても黄色が目につきやすくなりますよね👀💛

人間はアンテナを張っているものの情報を、優先的に取り込む性質があるんです。意識を向けていると、よりその情報が自分に入りやすくなります。スピリチュアルな言葉では「引き寄せの法則」と呼ばれています。

「危機」だからこそ・・・

先ほどの話に戻りますが、その精神科医のYouTube動画を視聴してから、私は自分にとって微かな光が一体、何なのか?ということに意識を向け、日々を過ごし始めました。心に刻んだのは「絶対にこの暗闇から光を見つけ出す」という決意でした。その過程において、「カラーバス効果」が働いたのだと感じています。

以前から興味のあった「公認心理師」の国家資格の情報が目に入るようになりました。そしてコロナ禍だからこそ、受験において必須事項である講習会が期間限定でオンラインで開催していること、今なら受験資格が自分にもあることを知りました。意識していなかったら、きっと、そんな情報は見過ごしていたと思います。

「これが、光だ!」と自分で分かりました。これは「機会(チャンス)」だと思った私は、それからは落ち込んでいる暇もないくらいに公認心理師の受験に向けて必死になりました。毎日の仕事、育児など状況は何一つ変わっていないのにも関わらず、何ならめちゃくちゃ忙しくなりましたが、自分の心が変わったことで毎日が充実していきました。だんだん落ち込むこともなくなっていきました。脳内で「期待物質」であるドーパミンが溢れ出て、目的に向かって進むことで毎日に張りが出たんだと思います。

「危機」をどのように捉えるか?その思考一つで、人生の進む道が変わってきます。

コロナ禍だったからこそ巡ってきたチャンス。
私が落ち込んでいたからこそ、出会った言葉…

その苦しみの最中で「公認心理師」という新たな目標を持つことが出来ました。そして私は今こうして、公認心理師としてブログを通じて情報発信しています。

不安の中でも、前に進みましょう

情報が溢れているこの時代、最終的には自分の判断や行動にかかっています。
あなたは今、何に悩んでいますか?

・今後の人生においての漠然とした不安ですか?
・仕事についてですか?
・お金ですか?
・それとも、空の巣症候群ですか?

悩みがない人生などはありません。人の人生は、本当に苦悩の連続です。

特に人生中期に訪れるミッドライフクライシスは、キャリアの停滞、家庭や健康への懸念、経済的プレッシャー、人生の目的の再評価など、多くの変化やストレス要因が重なります。これらは中年期の不安症状やうつ病へとつながる懸念を引き起こす可能性があり、これらの問題を甘く見ることは危険です。

だからこそ、中年期は焦らずにいったん立ち止まり、悩むたびに「進化」できる選択をしたいものです。

ミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室」では2月現在も無料体験カウンセリングを実施しています。3月末までの期間限定です。

万が一、あなたが一人で悩みを抱えているのなら、お気軽にご連絡ください。
お待ちしています^^

本日もお読み頂きまして、誠にありがとうございました😄