ミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室」のブログへようこそー
こんにちは。当ブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
私は、公認心理師の下地まいこと申します。オンラインカウンセリングルーム『KOKORO保健室』を運営しています。特に、30代後半から50代の女性が直面する心の揺らぎや人生の岐路に寄り添うことを得意としています。中でも「ミッドライフクライシス(中年期危機)」に特化したサポートを行っています。
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📍最近、【note】はじめました!😉💖

「ひとりの時間って、なんだか落ち着かない。」
「静かすぎる部屋にいると、気持ちがざわざわする。」
「何かしなきゃいけない気がして、ついスマホをいじってしまう…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
中年期に差しかかると、友人関係も希薄になったり、子どもから少し手が離れたり、パートナーとも距離が生まれたり、職場での役割も変化したり…以前に比べて「ひとりで過ごす時間」が増えてくる方も多いかもしれません。
自分を見つめ直す貴重なチャンスでもあるのに、いざその時間が目の前にくると、どう過ごしていいか分からない。
あるいは、寂しさや虚しさを感じて、結局何も手につかない。
そんな「ひとりの時間」が苦手なあなたへ。
今回の記事は、“ひとりでいること”と上手に付き合うヒントをお届けします。
Contents
なぜ「ひとりの時間」が落ち着かないのか?
あなたはこれまで、「誰かのために動く時間」に慣れすぎていたのかもしれません。
子どものお世話、夫や家族のサポート、仕事の責任や役割…
常に“何か”や“誰か”に向かって動いてきたからこそ、ふと静かになった時間に、自分を見失ってしまう。
ひとりになったとたん、「何をしていいか分からない」「こんな私は価値がないのでは?」という思いに襲われることもあるのかもしれません。
でも、それは“あなたが頑張って生きてきた証”です。
まずは、その事実に「よくやってきたね」と声をかけてあげましょう。
「ひとり=孤独」ではない!
ひとりでいること=孤独、寂しい、つまらない…
そんなイメージが根づいているのは、日本社会の中での「暗黙のメッセージ」のせいかもしれません。
けれど、「孤独」と「ひとり」は、まったく別のものです。
・孤独=つながりがなく、心が空っぽな状態
・ひとり=自分の内側と静かにつながる時間
ひとりの時間を心地よく過ごせる人は、自分を大切にできる人。
そして、そんな人は、他人との関係ももっと穏やかで豊かにすることができます。
自分を満たす「やさしいひとり時間」のアイデア
では実際に、どんな風に「ひとりの時間」を過ごせばいいのでしょうか?
ここでは、心がふっと緩むような過ごし方をいくつかご紹介します。
1. 五感を喜ばせる「小さな儀式」を持つ
ひとり時間をただ“持て余す”のではなく、「自分を整える時間」としてとらえてみましょう。
おすすめなのは、五感をやさしく満たす“小さな儀式”を日常に取り入れることです。
味覚を満たす
・お気に入りの茶葉で丁寧に紅茶をいれる
・季節の果物を一切れ、じっくり味わう
・いつものコーヒーに、和菓子やナッツを添えて特別感を出す
💗「自分のためだけにお気に入りのお茶をいれる」―それだけで心が整います。
嗅覚を癒す
・好きな香りのアロマオイルやお香を焚く
・バスタイムに、柑橘系やラベンダーの入浴剤を使ってみる
・お気に入りの柔軟剤で、ふかふかのタオルに包まれる
💗香りは、脳に直接働きかけてリラックスを促してくれます。
聴覚を整える
・雨音、風の音、鳥の声などの環境音を流す
・クラシックやヒーリングミュージックをBGMに
・無音で、静寂そのものを感じることも贅沢な時間です
💗ゆったりとした音楽は副交感神経を活性化し、神経を整えてくれます。
心を整える“マインドフルな習慣”
心がざわつく時は、「今この瞬間」に意識を向けるマインドフルネスもおすすめです。
・深呼吸や5分間の瞑想
・写経や塗り絵など、手を動かしながら無心になる作業
・無理のない範囲で、床や鏡を磨いたりする「静かな掃除」
💗どれも「ただそこにいる」ことを味わう習慣です。
ちなみに筆者自身、ひとりの時間が少しずつ増えてくると、どうしても思考が内向きになりがちで、気づけばネガティブなことを考えている…そんな瞬間に気がつくことがあります。
そんな時は、『懐かしい青春時代の音楽をイヤホンで聴きながらひたすら掃除をする!!!』ことが、マイルーティーンです😊
長時間じゃなくてもいいです。たった15分、一か所だけでも集中作業することで、ネガティブ感情がフッと軽くなります。お金もかからず、家は綺麗になり、思考がクリアになります。

2. 書いて、自分と会話する
「書く」という行為は、自分の内側と向き合うための最強の方法です。
・今日感じたこと
・今の気持ち
・言葉にできないモヤモヤ
書くことで、少しずつ「自分自身」が見えてきます。
誰にも見せる必要はありません。むしろ、誰のためでもない“自分のための時間”こそ、尊いのです。
心配なこと、不安な気持ち…スマホやパソコンではなく、ノートとペンを使用して手を動かし、思うがまま書き殴ります。

3. ほんの少し外に出る
「ひとり時間」と聞くと、つい「ひとりで部屋にこもること」をイメージしがちですが、逆に「外に出る」こともいいですよね。
・近所の公園で木々を眺める
・小さなカフェでひと息つく
・書店や図書館をぶらぶら歩いてみる
「誰かと一緒じゃなくても楽しめる場所」に身を置くことで、ひとり時間の印象は変わってきます。

最初は「居心地の悪さ」があって当然
ひとり時間に対して不安や違和感を覚えるのは、とても自然なことだと思います。
慣れていないのですから、最初からうまく過ごせなくてもいいのです。
大事なのは、「ひとりの時間は、寂しいものだ…」と決めつけないこと。
そして、自分が心地よく感じられる過ごし方を、ひとつひとつ見つけていくことです。
ひとりでいることで、自分に優しくなれる
“ひとり時間”は、あなたが「誰でもない自分」に戻る貴重な時間です。
誰かと過ごす時間も大切ですが、それと同じくらい、自分自身とつながる時間を、大切にしてあげてください。
焦らず、少しずつで大丈夫です。
「ひとりでいるのも悪くないな」と感じられるその日まで、自分にやさしく、静かな時間を育てていきましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました🙂
ミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室では、ご相談者に積極的に「ひとり時間」を設けていただき、数々のオリジナルワークに取り組んでいただきます。
定期カウンセリングでは、そのワークをもとにカウンセラーとの対話を深め、ご自身の「過去・現在・未来」を見つめ直しながら、「自分らしさ」について探求していきます。
これまでも多くのご相談者様がワークに取り組み、継続的なカウンセリングを通してご自身の変化と向き合ってこられました。
夢だった海外留学を実現された方。なかなか決断できずにいた退職を経て、自分自身と家族との時間を取り戻された方。婚活を決意された方。管理職として、悩みながらも挑戦し続ける決意をされた方。家族との向き合い方を見直し、より良い関係を築かれた方―。
『KOKORO保健室』には、「揺らぎ」の中にあっても自分の人生と真剣に向き合い、自分なりの「折り合い」を見つけながら、一歩ずつ前に進んでいく方々が訪れています。
正解のない人生のなかで、自分にとっての「納得」や「満足」を探しに来られる皆さまの姿は、とても力強く、美しく感じられます。
皆さまが口をそろえておっしゃるのは、「ひとり時間」でじっくりと自分と向き合い、心のモヤモヤを整理した上でカウンセラーとの対話に臨むことで、その場限りで「話を聴いてもらう」以上の深い気づきと変化が得られる、ということです。ただ過ぎていくだけの「ひとり時間」が、有意義な時間に一気に変わったそうです。
せっかくの「ひとり時間」
上手に活用し、あなたも今後の人生の方向性を問い直してみませんか?
