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本日の内容は、「ミッドライフクライシス世代の強みを活かす方法」についてです。
年齢を重ねる度に、自分の可能性が狭くなっていくことを感じてしまい、どうしても自分の若い頃や周囲の若い世代と比較をして落ち込んでしまう。ミッドライフクライシスに陥っている方で、そのような気持ちを抱え、悶々と悩んでいる方は多いです。
本日は、そのような方に向けて、「ミッドライフクライシス世代」だからこその「強み」をお伝えします。
ミッドライフクライシス世代は、「言語能力」を活かす
人間の能力は2種類に分けられます。
一つ目は、「流動的知能」二つ目は、「結晶化知能(固定的知能)」です。
「流動的知能」は、基本的な思考力。自分の経験的知識以前の基礎的な能力(具体的に言うと、集中力や記銘力・記憶力)のことです。
「結晶化知能(固定的知能)」は、獲得された知識と知的技術に対応するもので、流動的知能を文化に応用する能力(基礎的な能力を社会に応用させる力)のことです。
「流動的知能」は中年期まで維持され、加齢とともに低下します。一方、「結晶化知能(固定的知能)」は、中年期以降も上昇していきます。そのおかげで、年齢を重ねても、総合的な能力を考えた場合、保たれているのです。
「結晶化知能(固定的知能)」の中でも特に、言語的な能力は年齢を重ねることで、ぐんぐん向上していきます。作家や詩人は、中年期以降に能力が開花されて、世間に名前を残している方も多いのが事実です。
ミッドライフクライシス世代は、これまでの人生の経験も重ねて、自分の価値観や目標について大体は見きわめているものです。「わたしは、自分の中の価値観や目標が分からない…」という方には、ぜひ試して欲しいことがあります。それは、自分の頭の中にある、自分の考え、価値観、今後の人生の方向性について、「言語化」する習慣をつけてみてください。最初は、なかなか難しく感じるかもしれません。しかし、少しづつ試して欲しいです。一人、ノートに向き合い、自分の頭の中にある思考を全て言葉にして書き出します。上手に書くことは不要です。それを、「ブレインダンプ」と言います。方法は、次の記事で詳しくお伝えします。
先ほどもお伝えしましたが、言語的な能力は、これからもどんどん向上していきます。
思考を言語化することで、ミッドライフクライシスの悩みが明確になります。悩みを明確化することは、悩みから抜け出すための最初のステップであり、悩みが明確化されることで解決策を考えるという、次のステップに移行することができます。
中年期以降、これからも、ぐんぐん向上する「言語能力」を最大限に発揮し、味方にすることで、人生をより輝かせていきましょう!
このブログをお読みになっている皆様が、年齢を重ねることに対してワクワクする気持ちを持ち、「今の自分が大好き!」と心から言えますように。本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。