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本日の内容は、「考え方」についてです。ミッドライフクライシスを乗り越えるにあたり理解しておきたい大切な考え方をお伝えします。
コントロールできることに全力投球する
ミッドライフクライシスは、多くの人にとって人生の大きな分岐点であり、乗り越える力が必要不可欠です。この時期に立ち向かうための乗り越える力とは?具体的には「今の自分がコントロール出来ることにフォーカスし、そこに全力投球できるかどうか」です。
なぜ、「コントロール出来ることにフォーカスし、そこに全力投球すること」が必要不可欠だと思いますか?
私たちはエネルギーを持って生きています。ここでいうエネルギーとは、体力や気力を指します。人それぞれ、エネルギー量は違います。それに、エネルギーは無限に溢れ出るものではなく、限りがあります。その有限であるエネルギーをどう使うか?そう考えた時に、なるべく効率的に使いたいものです。若い時は、全てのことが学びであり、何事も経験なので、効率的に生きる必要などはないかもしれません。ただ、ミッドライフクライシスで悩む方にとっては、自分のエネルギーをどこにどう使うかが、ミッドライフクライシスを乗り越えるためには重要なことなのです。自分がコントロールできないことに、貴重なエネルギーを消耗していないかを振り返ってみましょう。
コントロールできることに全力投球することを意識して生活することで、きっとあなたの中でポジティブな感情(自己実現感や満足感)が高まります。自分の選択や努力によって変化をもたらすことは、大きな達成感や自信に繋がるはずです。
些細なことでも構わないので、今の自分を振り返り、コントロール出来ること、出来ないことの棚卸しを行なってみてください。そして、コントロール出来ることにフォーカスし、そこの改善や発展を目指してみましょう。
また、どうしてもコントロール出来ないと思っていることも、本当にコントロールができないことなのか?今一度、大きな視野や違った角度で考察する必要もあります。なぜなら、コントロールできないと思ってそのことであなたが悩んでいる場合、あなた自身が視野狭窄を起こしている恐れがあるからです。この場合、視野狭窄は「認知の歪み」からきます。人は大きなストレスや悩みを抱えた時、「認知の歪み」を起こしがちです。例えば、「もう絶対無理だ」と決めつけたり、0か100の極端な思考でしか物事を考えられなくなったり、「私は〜すべきなんだ」と、思い込んでいたりというようなことが挙げられます。
「認知の歪み」を起こしていないか、自分の固定観念に囚われていないか。今一度、思考を柔軟にし、高い視座でコントロール出来る、出来ないを判断してみてください。もしかすると、その事柄を分析していくことでミッドライフクライシスの突破口が見つかるかもしれません。
ミッドライフクライシスは、新たな始まりの時期でもあります。自分がコントロール出来ることにフォーカスし、ポジティブな変化を促進しましょう。自己成長の実感、満足感があなたの未来を明るく照らしてくれるはずです。