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※本日の記事は2024年12月23日に書いています😊💻☕
年末は何かと多忙で、寒さの影響などもあり、特に心と身体の疲れを感じやすい時期です。「この1年、私は本当に頑張ってきた」と思いながらも、「まだまだやるべきことがある」と自分を追い込んでしまう方も多いのではないでしょうか?
時には、自分自身を様々な「役割」から解放させ、甘やかしてあげることは大切です。
それは、決して「わがまま」ではなく、「必要なケア」なのです。
今回は、自分を優先し、年末を心地よく過ごすための具体的な方法5つをご紹介します。
心理学的な視点も交えながら解説します。あなたが自分自身を労わるきっかけになれば嬉しいです。
ぜひ、最後までお読みください。
Contents
1. スケジュールに「自分時間」を入れる
女性の中年期は、「世話をする側」としての役割が重くなりがちな時期です。家庭や仕事、対人関係の中で自分の時間を後回しにしてしまい、気づけば心も身体も疲弊していることが少なくありません。しかし、「自分時間」を持つことは、その役割から一時的にでも解放される大切な手段です。特に年末は、積み重なったストレスをリフレッシュする絶好のタイミング!30分からでも構いません。たとえば、好きなカフェでゆっくり読書をしたり、散歩をしたり、好きな音楽を聴きながらボーッとする時間を意識的に作ることで、「ガス抜き」をするような感覚を持つことができます。
重要なのは、その時間を「必要な時間」として自分に許可することです。「こんなことに時間を使っていいの?」と思わず、自分の心の充電のために堂々と予定に組み込んでください。
脳は、同じことを繰り返し考え続けると、疲労感が増す性質があります。このため、忙しい日々の中でも「何もしない時間」や「好きなことに没頭する時間」を挟むことで、脳がリフレッシュしやすくなります。また、一時的に役割から離れる行動は、自分を取り戻すための重要なリセットの役割を果たします。
2. 小さな贅沢を日々に取り入れる
忙しさの中でも、五感を癒す「小さな贅沢」を意識的に取り入れてみてください。贅沢と聞くと高価なものを想像しがちですが、実は日常の中に「ちょっとした特別感」を取り入れるだけで、心が満たされることがあります。たとえば、お気に入りの香りのアロマキャンドルを灯し、ほんの10分リラックスする。あるいは、温かいお茶やコーヒーを丁寧に淹れて、ゆっくりと味わう。こうした行為は「贅沢」というよりも「必要な心のケア」です。
特に年末の慌ただしい時期だからこそ、自分を癒す特別な時間を意識的に取り入れてみてください。
「マイクロポジティビティ(小さなポジティブ体験)」は、特に中年期の女性にとって重要な心の癒しの手法です。五感を刺激するポジティブな体験は、ストレスホルモンの分泌を抑え、リラクゼーション効果をもたらします。「小さな贅沢」を積み重ねることで、自己価値を再確認する機会にもつながります。
3. 自分をねぎらう言葉をかける
「どうして私はこんなに頑張っているのに報われないの?」そう思ったことはありませんか?年末のこの時期こそ、自分を否定する言葉ではなく、自分をねぎらう言葉をかける練習をしてみてください。家族や仕事、誰かのために常に頑張っている自分に「今年も本当にお疲れさま」「私は毎日よく頑張っている」と、心の中で自分に語りかけましょう。
もし慣れない場合は、日記に「今日できたこと」を書き出すのも効果的です。些細なことでお大丈夫です。誰かの評価ではなく、自分自身で自分を認めることは、きっと次の一歩を軽やかにしてくれます。年末の慌ただしい時期でも、余計なプレッシャーから解放され、心の中を穏やかに保つ工夫を行ってみてください。
心理学の「セルフ・コンパッション(自己慈悲)」理論によれば、自分に優しい言葉をかけることでストレスホルモンのコルチゾールが減少し、心の安定感が増します。また、否定的な感情を手放し、自己肯定感を育てるためには、外部からの評価に頼るのではなく、自分自身を認める言葉が最も効果的です。
4. やるべきことを周りとシェアする
年末の大掃除や新年を迎える準備を完璧にしようとしていませんか?「自分がやらなければ…」と思い込まず、少し肩の力を抜いてみてください。家族や周囲と分担するのはもちろんですが、それが難しい場合は、プロの家事代行サービスを利用したり、「今日はここだけやる」とタスクを小さく分けることで負担を軽減しましょう。また、「完璧ではなくても、この程度で十分」と自分に許可を与えることで、精神的な余裕が生まれます。
年末の準備そのものがストレスにならないよう、自分に優しく計画を立ててください。
認知行動療法では、「完璧主義」はストレスの大きな原因とされています。「すべてを自分でやらなければ」という思いを手放すことで、心理的負担が軽減され、心のエネルギーを守ることができます。また、他者とタスクをシェアする行動は、「相互支援」という心理的効果をもたらし、孤独感を軽減する助けにもなります。
5. 来年へのワクワクを育てる
新たな年を迎えるにあたって、「この先、私の人生はどうなるのだろう…」と漠然とした不安を抱えている方もいるかもしれません。年末は、自分が来年どのように過ごしたいかを考える絶好の機会です。不安感に襲われてしまったときは、小さな目標を立ててみてください。「旅行先を1つ決める」「新しい料理に挑戦する」など、出来る限り達成可能な範囲のものが良いです。これから先に「楽しみ」があると感じられるだけで、不安が軽減し、新しい年を迎える心の準備が整います。
ポジティブ心理学では、「未来志向」が幸福感とストレス耐性を高める要因として注目されています。未来への希望を抱くことが、心のエネルギー源となり、不安や停滞感を和らげることがわかっています。中年期の女性にとって、「これからの人生をどう楽しむか」を考える時間は、自己再発見の貴重な機会となります
いかがでしょうか?今年の年末に、何か1つでも取り組んでみてください。
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