ーミッドライフクライシス解消に向けてのオンラインカウンセリングルーム「KOKORO保健室」のブログへようこそー
まずはじめに、2024年1月1日に起こった令和6年能登半島地震で被災された皆様、そして、心を痛めている日本の全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早く平和な日常が戻ってくることを願っております。
自分に出来ることは何か?と考えた時に、目の前にいるご相談者様に真摯に向き合い、少しでも困っている方の力になれるようなカウンセリング活動、及び発信活動を地道に行っていきたいと改めて考えました。
2024年も、KOKORO保健室のブログをどうぞよろしくお願い致します。
本日の内容は、「曖昧さを受け入れる」についてです。
ミッドライフクライシス世代になると、人生には答えの出ない問いばかりだという事実を突きつけられます。曖昧なことに耐えられない人は、そこに苦しみが生じてしまいます。
「どうなるか分からない」という恐れではなく、それによって開かれる可能性や新たな発見の喜びを見出し、人生の一瞬一瞬を大切にすることが、中年期を豊かに過ごす秘訣です。
本日の記事を読むことで、ミッドライフクライシス世代が、曖昧さ受け入れることで得られるメリットが分かります。
Contents
人生は曖昧なことだらけ
中年期の曖昧さと直面する現実
40歳を過ぎてくると、人生の中では答えの出せない、曖昧なものが増えていく感覚を実感します。
例えば…
・自分のことがよく理解できない。自分は一体、何者なのか。
・心身の不調が続くのに病院を巡っても具体的な診断名がつかない。
・過去の出来事に意味を見出せない、そして将来が不確実に思える…
さらに、災害や事件事故といった不安な出来事がこれを強調します。
これらは、ミッドライフクライシスを迎える多くの人々が直面する現実です。
曖昧さを受け入れ楽しむことの価値
しかし、この曖昧さは人生の自然な現象です。答えの出ない問いに直面することは、人間である以上避けられない事実です。時には、これらの状況に苦しみや不安を感じるかもしれませんが、曖昧さを楽しむ事こそが、人生の段階であるミッドライフクライシスの不安定な時期を豊かに過ごす秘訣なのです。
不確実性を楽しむ人生の姿勢
「どうなるか分からない」ことに対する恐れて挑戦を拒んだり、変化を恐れるのではなく、その不確実性がもたらす可能性や新たな発見を楽しむ姿勢が重要です。今を生きることの素晴らしさを発見して、不確実性の中に潜む楽しさや成長の機会を受け入れることで、残された今後の人生はより充実したものとなります。
白黒思考の罠とグレーの思考のメリット
白黒思考とは
白黒思考とは、物事を極端な二分法で捉える傾向を指します。この考え方では、すべてが「良いか悪い」、「成功か失敗」など、はっきりと二つに分類されます。このような思考パターンは、複雑な状況や感情を単純化し、現実の多様性を見落とす傾向があり、結果としてストレスや不安を増大させてしまう事になります。認知の歪みが原因で生じます。
グレー思考であることのメリット
一方、グレー思考であること、つまり物事をよりニュアンス豊かに、柔軟に捉えることには大きなメリットがあります。グレー思考の受容は、世の中をより現実的かつ全面的に理解することを可能にします。これにより、適応性と対処能力が向上し、ストレスが軽減されます。また、グレーを受け入れることで、自分自身や周りに対してより寛容な気持ちで接することになるので、理解のある深い人間関係を築くことができます。
ミッドライフクライシス世代におけるグレー思考の必要性
ミッドライフクライシス世代では、キャリアの選択、家族関係の変化、健康上の問題、経済的な不確実性、そして将来の計画など、日常生活において様々なグレーの状況が生じます。これらのミッドライフクライシス世代特有の複雑に絡み合った生活環境、置かれる状況に対応するためには、白黒思考ではなく柔軟かつ包括的なアプローチが必要であり、グレー思考を自分の中で取り入れることで、よりバランスの取れた判断と適応が可能となります。
曖昧さを受け入れる心豊かなアプローチ方法5選
曖昧さを受け入れることには、先を急がないという姿勢も含まれます。人生の不確実性を認めるということは、すべての答えや解決策を即座に見つける必要がないと理解することを意味するからです。
プロセスを楽しむ
目標に到達することだけに集中するのではなく、そこに至る過程自体に価値があることを理解し、最大限に楽しむ気持ちを持つことが大切です。
自然な流れを受け入れる
物事が自然に進展する流れを受け入れ、無理に結果を急がないように心がけましょう。柔軟な思考により、自分自身のストレスも軽減されていきます。
今に集中する
今後の将来のことに心配を重ねるのではなく、現在の瞬間に集中し、今できることに意識を向けましょう。現状を冷静に捉え、いまやるべき行動と意思決定が可能になります。
忍耐力を育む
物事が期待通りに進まない時でも、焦らずに忍耐強く対処する心のコントロールを行いましょう。
自分自身に優しく
すべてを完璧にこなす必要はなく、自分自身に対して優しくあり、自分の限界を認めることが重要です。ミッドライフクライシス世代は、出来ないことに目を向けることをなるべく減らしましょう。その代わり、出来ること・得意なことに目を向けてその能力を伸ばすことに時間や労力を使いましょう。
ミッドライフクライシスを穏やかに乗り越えよう
先を急がずに、自分のペースで進むことは、曖昧な状況や不確実性を受け入れる上で大切な要素です。これにより、ストレスを減らし、ミッドライフクライシスに陥りやすい中年期、そして今後の人生の時間をより豊かで充実したものにすることができます。
不安なことも多い世の中ですが、しなやかな考え方を積極的に取り入れ、暗闇の中でも、わずかな希望の光を胸に、一歩一歩歩んでいきたいものです。
本日もお読み頂きまして、ありがとうございました。
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